最年長27歳鈴木が初の銅「うれしいの一言」

[ 2012年4月2日 06:00 ]

初の銅メダルを獲得した鈴木明子

フィギュアスケート世界選手権最終日

(3月31日 フランス・ニース)
 ベテランが逆襲だ。SP5位だった鈴木がフリーで2位の121・30点をマーク。合計を今季自己ベストの180・68点と伸ばし、初の銅メダルを獲得した。28日に27歳になった鈴木は日本女子最年長で表彰台に駆け上がり、「本当にうれしいの一言。27歳になって最初のプレゼントがこの銅メダルだと思う」と充実感に浸った。

 ただ、序盤は3つのジャンプを手堅く決めたが、後半のコンビネーションでミス。「最後の最後まで私らしくなってしまった。ガッツポーズしたかったけど、それができなくて悔しい」と反省も忘れない。長久保裕コーチには「おまえの演技じゃ泣けねえな」と言われたという。

 昨季は世界選手権出場を逃し、背水の陣で臨んだ今季。大舞台できっちりと結果を出した。来季以降については「まだ考えていないけど、目標が定まれば続けられるかな」と話した。

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2012年4月2日のニュース