初Vの実感湧かず 羽生「テレビで見ていた真央ちゃんと…」

[ 2011年11月27日 18:40 ]

逆転で初優勝し、金メダルを手に笑顔の羽生結弦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯での優勝から一夜明けた27日、16歳の羽生結弦(宮城・東北高)は実感が湧かない様子ながらも喜びを口にした。

  ×  ×  ×  

 ―今の気分は。

 「そんなに優勝したという感じはしない。ただ、今回はフリーで頑張れたという達成感だけはしっかりある。(浅田)真央ちゃんのように、いつもテレビで見ていた選手とアベック優勝できるのは、今でも信じ難い」

 ―大会を振り返って。

 「(フリーで崩れた)中国杯の時の精神的に弱かった自分に対して、もっと強くなってやるという気持ちで練習してきた。公式練習からフリーの最後まで、自分のことに集中しきれていたのが勝因だった」

 ―金メダルをコーチの首に掛けたのは。

 「それはメダルを取った時の自分のルール。たくさんの方に支えられてこうやって来られた。震災を受けて宮城の温かさをあらためて感じた。感謝の気持ちを表すようにしている」(共同)

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2011年11月27日のニュース