渡部暁 連日の表彰台!距離で追い上げ3位

[ 2011年11月27日 06:00 ]

ノルディックスキーのW杯複合で3位に入った渡部暁斗

 ノルディックスキーのW杯複合は26日にフィンランド・クーサモで個人第2戦を行い、25日の予備飛躍(HS142メートル、K点120メートル)で5位の渡部暁斗(北野建設)が得意の後半距離(10キロ)で追い上げ、トップから12秒2遅れの3位に入った。

 渡部暁は第1戦の2位に続く表彰台。前半1位のティノ・エデルマン(ドイツ)が逃げ切って2季ぶりの2勝目を挙げた。渡部善斗(早大)が自己最高の14位に入り、加藤大平(サッポロノルディックク)は21位、湊祐介(東京美装)は40位、高橋大斗(土屋ホーム)は48位だった。前半飛躍は強風のために中止となり、前日の予備飛躍の成績を採用して実施された。

 連日の表彰台にも渡部暁の喜びは控えめだった。2位争いをしたものの最後は引き離され「悔しいけど、これが精いっぱい」と疲れきった表情で話した。前半飛躍は予備飛躍の成績を採用。順位は同じ5位だがトップとは第1戦より27秒多い1分27秒差。強風が吹き荒れた後半距離は「全部の周回を自分が引っ張るつもりだった」とひたすら前を追い続け、残り1周で2位に並んだが、そこが限界だった。それでも「相手にもよるけどジャンプでトップと30秒ぐらいならチャンスはある」と頂点への青写真をはっきり描いた。

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2011年11月27日のニュース