石川佳純 世界女王に完敗も手応え「これまでで一番」

[ 2011年11月27日 06:00 ]

U―21女子シングルスで初優勝し、ガッツポーズの石川

 卓球のプロツアー・グランドファイナル第2日は25日、ロンドンで行われ、女子シングルス準々決勝で世界ランキング7位の石川佳純(全農)は、同1位で現世界女王の丁寧(中国)に0―4で敗れた。これでシングルスの日本勢は男女ともに全員敗退した。石川はU―21シングルスの決勝で田志希(韓国)に4―1と快勝して初優勝した。

 世界女王の壁は厚く、石川は1ゲームも奪えずに約30分で敗れた。それでも「これまでの対戦で一番いいプレーができた。次につながる試合」と表情は晴れやかだった。第4ゲームは果敢に攻めて9―7とリード。最後は11―13と押し切られたが、世界ランク1位の丁寧を本気にさせた。U―21決勝は気持ちを切り替えて臨み、格下相手に快勝。来夏に再び訪れる五輪の試合会場で表彰台に立ち「この会場はやりやすいし、凄く好き。五輪に向けていいイメージができた」と好感触を口にした。

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2011年11月27日のニュース