佳菜子 SP4位発進!3回転ループ決めた

[ 2011年11月20日 06:00 ]

女子SPの演技を終え、笑顔を見せる村上佳菜子

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦フランス杯第1日

(11月18日 パリ)
 女子ショートプログラム(SP)で、村上佳菜子(17=愛知・中京大中京高)は2連続3回転ジャンプが3回転―2回転の判定を受け、55・77点で4位だった。スケートカナダを制した14歳のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が62・04点で首位。

 村上は演技を終えると満面の笑みを見せた。今季はスケート靴が足に合わず、ジャンプが不調だったが、苦手な3回転ループを成功させ、SPで4位発進。「初めてSPで決められたので、うれしかった」と喜んだ。

 2週間前の第3戦、中国杯では6位と振るわなかった。靴に悩み、右足だけ刃を替えて臨んだ今大会。演技直前の練習では中国杯で襲われた恐怖心に再び苦しみ「脚ががくがくした」。それでも、山田満知子コーチの「大丈夫、できる」の一声で吹っ切れた。最初に入れた大技の2連続3回転ジャンプは後ろの3回転の着氷が乱れ、2回転の判定となったが、このミスで「ループは絶対跳んでやる」と前向きな気持ちになった。GPファイナル3位とブレークした昨季の姿を取り戻すきっかけはつかんだ。

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2011年11月20日のニュース