来季女子ツアー3大会増!開幕からほぼ空きなし37戦

[ 2011年11月20日 06:00 ]

 来季女子ツアーに一挙3社もの新スポンサーが参入することが19日までに分かった。日用品メーカー「アース製薬」と女性ファッションブランド「サマンサタバサ」、さらに大手ゴルフメーカーの新規トーナメントが内定。今季は34試合で行われてきた女子ツアーは、来季は3月の開幕から11月の最終戦までほぼ空き週のない37試合となる。

 アース製薬は「ごきぶりホイホイ」や「アースノーマット」など殺虫剤を看板商品にもつ会社らしく、それらの商品が最も活躍する夏場の7月開催を予定。バッグを中心に若い女性に人気のあるサマンサタバサも同月の空き週に組み込まれる。

 大手ゴルフメーカーは現在目立った契約プロこそいないが、100年以上の歴史をもっている老舗ブランド。こちらは男子ツアーのダンロップ・フェニックスと同じフェニックスCCで、3月の開催に向けて準備を進めている。

 多種多様な企業の参入は女子ツアーの価値の高さを示しているともいえる。男子ツアーに比べて賞金総額が低く、その分参入へのハードルも低くなる。1人の選手に人気が偏り過ぎることなく、若手が次々に台頭する状況は長期的に見ても心強い。最も試合数の多かった89~92年の39試合には及ばないものの、海外メジャーなども考えれば37試合は十分。女子ツアーは来年もさらに充実していきそうだ。

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2011年11月20日のニュース