日本 決勝ラウンド決めた!女王ロシアに3―0快勝

[ 2011年8月22日 06:00 ]

<日本・ロシア>第3セット、ロシアに勝利し喜ぶ荒木(左から2人目)ら

バレーボール女子ワールドグランプリ東京大会最終日 日本3―0ロシア

(8月21日 有明コロシアム)
 世界ランキング3位の日本は昨年の世界選手権覇者で同5位のロシアを3―0で下し、1次リーグ最終戦を金星で飾った。ロシア戦のストレート勝ちは95年日ロ対抗戦以来16年ぶり。エースの木村沙織(25=東レ)が14得点、途中出場の石田瑞穂(23=久光製薬)が13得点と活躍した。日本は6勝3敗として、8カ国による決勝ラウンド(24~28日、中国・マカオ)進出を決めた。

 最終戦で世界選手権銅メダルの底力を見せた。主力3人を故障で欠くものの、世界選手権MVPのガモワ擁する女王ロシアに、日本が16年ぶりのストレート勝ち。自力で決勝ラウンド切符を手に入れ、この日が48歳の誕生日だった真鍋監督は「負けられない試合で、選手が集中して頑張った。最高のプレゼントをもらいました」と喜んだ。

 第1セットは6―8から、山本の好サーブを足掛かりに8連続得点で流れをつかんだ。第2セットは過去2戦ベンチから外れていた石田が途中出場して大暴れ。「出たい気持ちが強かった。テンさん(竹下)がいいトスを上げてくれたので、思い切り打てた」とサイドから後方から次々と強打を決めた。守っても荒木がブロック、リベロ佐野が好レシーブを連発。既に決勝ラウンド進出を決めて集中力を欠くロシアを尻目に、日本は終始先行して3セットを連取した。

 決勝ラウンドはロンドン五輪切符の懸かる11月のW杯を占う重要な戦いになる。狙うは初の表彰台。木村は「この勝ちをムダにしないように、チーム一丸で戦いたい」と口元を引き締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年8月22日のニュース