金鍾徳「コースがやさしかった」大会新16アンダーV

[ 2011年8月22日 06:00 ]

ファンケルクラシックを優勝した金

ファンケル・クラシック最終日

(8月21日 静岡・裾野カンツリー倶楽部=6865ヤード、パー72)
 2日間首位を走った金鍾徳(50=韓国)が69をマークし、大会新記録の通算16アンダーで初優勝した。シニアデビュー2戦目での優勝は05年日本プロシニア選手権の室田淳と並ぶツアー最短記録。5打差の2位に佐藤剛平(55=芳賀CC)とブーンチュ・ルアンキット(55=タイ)が入った。開幕戦を制した羽川豊(53=フリー)はさらに1打差の4位に終わり2戦連続優勝はならなかった。

 優勝インタビュー。金鍾徳は余裕の表情で「コースがやさしかったから」と言ってのけた。韓国のホームコースと似ているそうで「3日間、15アンダーが優勝ラインだと思ってプレーした」という。通算16アンダーは、第1回大会(01年)で優勝した高橋勝成の15アンダーを更新する大会新記録だった。

 日本でのシニアツアー参戦は、開幕戦の「トータルエネルギーCUP PGAフィランスロピーシニア」(6位)に続き2戦目。レギュラーツアーでも4勝しており、日本での優勝は、NST新潟オープン(04年)以来7年ぶりだった。

 日本シニアツアーには今後2年間シード権が与えられる。「秋にはアメリカのチャンピオンズツアーのQT(出場予選会)を受ける。アメリカのシニアは賞金も大きいし、試合数も多いから…」と早くもステップアップを宣言した。

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2011年8月22日のニュース