魁皇連敗…周囲の声に疲れも 白鵬は2連勝

[ 2011年7月11日 18:22 ]

魁皇は寄り切りで豪栄道に敗れる

 大相撲名古屋場所2日目(11日・愛知県体育館)8連覇を狙う横綱白鵬は平幕の土佐豊を左上手投げで退けて2連勝。大関魁皇は小結豪栄道に力なく寄り切られて2連敗となり、千代の富士と並ぶ史上1位の通算1045勝にはあと1勝のまま。大関昇進を狙う関脇琴奨菊は、若荒雄を寄り切って初白星を挙げた。他の大関陣は、日馬富士が小結栃ノ心を押し出し、嘉風を上手出し投げで下した把瑠都とともに2連勝。かど番の琴欧洲は関脇鶴竜の上手投げに屈し、早くも黒星を喫した。鶴竜は2連勝。関脇稀勢の里は旭天鵬に敗れて1勝1敗となった。

 初日に続き通算勝利数の大記録がお預けとなった魁皇は「焦りとかはないけど、周りがああだ、こうだ言うからちょっと疲れる」と本音を漏らした。

 一方的に豪栄道の寄りに屈し「どうも下半身に力が入ってない」とつぶやいた。周囲の期待に応えたいかという思いを聞かれると「考えてもしょうがない。土俵に上がったらしっかり力を出すことしか考えてない」と淡々と話した。

 初日からの2連敗は2007年の秋場所以来。この時は6日目から休場した。その前の2連敗スタートだった06年秋場所も7日目から休場。満身創痍の38歳は、3日目以降で立て直せるか。

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2011年7月11日のニュース