藍「ご褒美がきた」連続バーディー締めで２位突破

第２ラウンド、18番でバーディーパットを決める宮里藍

ＵＳＬＰＧＡツアー第６６回全米女子オープン第３日

（7月9日 米コロラド州コロラドスプリングズ　ブロードモアＧＣイーストＣ＝７０４７ヤード、パー７１）
　宮里藍は悲願の全米女子オープン制覇に向け、絶好の位置につけた。第１ラウンドに比べてフェアウエーを外す場面が目立ったが、しぶといプレーで最高のフィニッシュにつなげた。

　１７番で５メートルを沈めると、１８番では７メートルのパットが最後のひと転がりでカップに消えて連続バーディー。「流れを途切れさせなかったので最後にご褒美がきた」とスタンドからの大歓声に笑顔で応えた。

　ラウンド中に宮里美の快進撃をスコアボードで確認して「彼女の頑張りがいい刺激になった」と１打差に食らいついた。海外メディアからの「親戚か？」との問いには「沖縄でよくある名字。親戚ではないけど、彼女が１０歳ぐらいの時から知っている」と説明し、「長い友達だし、この大会で一緒に回れるのはとても楽しみ」と心境を語った。

　変則の決勝ラウンドだが、０６年大会でも最終日に３６ホールを回った経験があり戸惑いはない。「第３ラウンド、最終ラウンドではプレッシャーの度合いも変わってくる。何が起こるか分からない大会だからこそ、しっかりと頑張りたい」と気合を入れ直した。