何かやりそう!上村愛子「山に上がるころに…」

[ 2010年2月5日 08:37 ]

バンクバー冬季五輪の選手村に到着し、笑顔で話すフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子

 上村にとって4度目の五輪となる地に入った。これまではメダルの期待を背負いながら「毎回浮足立っている自分がいた」が、今回は「どっしりとしている」と、落ち着いた様子だった。

 1月28日から2月3日まで福島県で合宿し、課題のエアを重点的にこなした。日々の雪上練習は3時間ほどで、それ以外は体のケアなどリラックスした時間を過ごしたという。「いい練習ができた」と手応え十分で、完全休養日も1日取った。
 今季のワールドカップで勝利のないまま大舞台を迎えるが、焦りはないように見えた。「後はいろんなことを考えず、気持ちよく滑れたらいい」と話した。
 上村らチーム全体について、高野弥寸志ヘッドコーチは「日本でしっかりと滑ってきた」と説明し、数日間は時差ぼけを解消しながら体力強化や調整に取り組む予定だ。8日に本番のコースで公式練習が始まる。13日(日本時間14日)に試合に臨む上村は「まずは自分のペースを見つけて、山に上がるころにスイッチが入ればいい」という表現で、自然体を強調した。(共同)

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2010年2月5日のニュース