“天敵”内館氏「ベストの選択だった」

[ 2010年2月5日 06:00 ]

 ▼内館牧子氏(元横綱審議委員)朝青龍が自ら引退したことは、ベストの選択だったと思います。「出処進退は自ら決める」というのは角界の美意識でもありますし、横綱たる者がいかなる処分でも勧告されて従うのは恥ずかしいことです。「天敵」と呼ばれた私ですが、この選択に安どしております。今後、日本であれ他の外国であれ、どこかで何かの仕事をなさるでしょうが、その際、その国とその業界、およびその仕事に対し、敬意を払うことを忘れないでほしいと思います。朝青龍は日本に、角界に、そして相撲という仕事に、敬意が欠けていた。それを持てば、彼の良さがもっと表れ、そして評価されると考えています。

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2010年2月5日のニュース