朝青龍の父「息子の記録更新を恐れたのでは」

[ 2010年2月5日 06:00 ]

 【朝青龍・電撃引退】モンゴル・ウランバートル市内に住む父ドルゴルスレンさんは4日、共同通信の電話取材に対し「引退(表明)するのではないかと思っていた。25回の優勝をはじめ大相撲でいろいろと記録を打ち立ててきたので満足している。名誉ある引退だ」と淡々とした口調で語った。

 一方で「(日本の国技である)相撲の世界は、息子が次々と記録を更新していくことを恐れていたのではないか」とも漏らし、多くは語らなかったが、外国人力士に対する周囲からのプレッシャーも朝青龍を引退に追い込んだ一因になっているとの見方を示唆した。
 自身もモンゴル相撲の強豪力士だったドルゴルスレンさんにとって朝青龍は自慢の息子。1月の初場所で優勝した際は「まだまだ横綱として相撲を取り続けることができる」と思ったという。
 朝青龍が横綱を目指していた時代には、本場所中に毎日電話で連絡を取り合い、対戦相手の特徴やくせなどを息子に伝えて戦い方をアドバイスしていたこともあった。

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2010年2月5日のニュース