“決断”評価の横審、引退勧告“先越された”

[ 2010年2月5日 06:00 ]

 【朝青龍・電撃引退】横綱審議委員会のメンバーは、朝青龍の決断を一様に評価した。

 鶴田卓彦委員長は「男として立派。自ら引退を表明した」とし、沢村田之助委員(歌舞伎俳優)も「良かった。(理事会から)意見を求められたら引退勧告したいと思っていた」と話した。
 この日は満場一致で引退勧告書を武蔵川理事長に提出することを決定したが、その前に朝青龍が引退を決断。本人の引退表明後に引退勧告書が理事長に提出される異例の事態となった。鶴田委員長は「暴行したかははっきり分からないが、横綱としてあるまじき行為」と場所中に泥酔し騒動を起こしたことを強く非難。「これまではわんぱく少年として許してもらっていたが、今回だけは国民に許してもらえない」と世論を踏まえ、引退やむなしを強調していた。

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2010年2月5日のニュース