十両・東白龍に恩師から“愛のゲキ”「貪欲に先のことを考えてもらいたい」幕内定着を厳命

[ 2024年5月3日 22:33 ]

東白龍(右)を激励する、葛飾白鳥相撲教室の恩師・佐久間幸一氏(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の十両・東白龍(28=玉ノ井部屋)の関取昇進祝賀会が3日、東京・両国国技館地下1階の大広間で行われた。21年初場所で新十両、昨年九州場所で新入幕を果たしており、コロナ禍の延期などを経てようやく開催された。

 東白龍が小中学生時代に通った葛飾白鳥相撲教室で代表を務める佐久間幸一氏(74)も出席。関取昇進を祝う場のあいさつで、なかなか幕内に定着できない教え子への叱咤(しった)激励の言葉を並べた。

 「(東白龍が相撲を始めた)小5の時を思い出すと、確かにここまで来たのは立派です」と称えた上で「でもその上(の番付)があるんだから、この先の目標を自分で立てて貪欲に先のことを考えて行動してもらいたい。稽古嫌いだけど、それをやらないと強くなれないから。早く幕内に定着しないのか」と“公開説教”。より一層の奮起を促した。

 これまでに大道(現・阿武松親方)、千代大龍(元小結)、英乃海(34=木瀬部屋)、剣翔(32=追手風部屋)、翔猿(31=追手風部屋)、東白龍の計6人の幕内力士を育ててきた佐久間氏。「厳しいことを言わないと東白龍のためにならない。そこそこの力はあるけどもったいない」と教え子への愛情も込めた。

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