貴乃花所長「最初が肝心 やる気満々です」

[ 2010年2月5日 17:22 ]

 日本相撲協会の新理事で、新弟子を指導する相撲教習所の所長に就任した貴乃花親方(元横綱)が5日、東京・両国国技館内で初仕事を終え「学校でも何でも最初の教育機関が重要。このような立場を与えていただき、やる気満々です」と意欲を口にした。

 貴乃花親方は早朝から姿を現し、授業にも立ち会った。「両足を地面に着け、背筋を伸ばして授業を聞く。最初は先生が何を言っているか分からなくても、姿勢を正して聞いていれば、いつの日か分かる時が来ると思う」と、礼儀作法の大切さを強調した。今後は授業の一環として自ら講義を開く予定もあるという。
 入門から半年間通う力士の卵たちは10代が大半。貴乃花親方は「若い世代とのギャップを常に埋め、相撲道の素晴らしさを伝えていきたい」とすがすがしい表情だった。

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2010年2月5日のニュース