入江200も世界新逃がすV/ジャパン・オープン

[ 2009年6月6日 13:51 ]

 競泳のジャパン・オープン第2日は6日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル背泳ぎの入江陵介(近大)は1分54秒09で優勝したが、ライアン・ロクテ(米国)が持つ国際水連公認の世界記録1分53秒94に及ばず、前日の100メートルに続いて世界新記録はならなかった。

 入江は5月の日豪対抗(キャンベラ)でロクテの記録を上回る1分52秒86をマークしたが、着用したデサント社製水着を国際水連が認可しなかったため、記録公認の結論は出ていない。この日も100メートルと同じく、国際水連が認可した英スピード社のレーザー・レーサーを着た。
 100メートル自由形は、男子は日本記録保持者の藤井拓郎(コナミ)が49秒08で、女子は上田春佳(東京SC)が日本記録に0秒12差に迫る55秒09で泳ぎ、それぞれ世界選手権代表が勝った。女子200メートル背泳ぎは、2月に短水路(25メートルプール)の100メートル背泳ぎで世界新を出した酒井志穂(ブリヂストン)が2分8秒74で泳ぎ、100メートルに続いて2種目を制した。
 第1日に続いて日本新はゼロで高校新が3、中学新が2だった。

 ▼入江陵介の話 自分では合宿の疲れがある中でこのタイムは満足だが、周囲の期待に応えられなかったことが心残り。重圧はあったが、それだけ期待してくれているということ。温かい拍手を聞いて、やってやろうと思った。世界選手権では世界新で優勝したい。

 ▼北島康介の話 (入江について)非常にいい泳ぎをしていたと思う。いろんなプレッシャーがある中、記録に挑もうという気持ちはすばらしい。世界水泳(世界選手権)ではチャレンジしてほしい。多くの期待をかけられているだろうが、力に変えて頑張ってほしい。

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2009年6月6日のニュース