ロシア決戦!クズネツォワがサフィナ破り初優勝

[ 2009年6月6日 23:33 ]

全仏オープン女子シングルス初優勝のスベトラーナ・クズネツォワ

 テニスの全仏オープン第14日は6日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス決勝で第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)が、同じ23歳の第1シード、ディナラ・サフィナ(ロシア)を6―4、6―2で下して初優勝した。優勝賞金は106万ユーロ(約1億4600万円)。四大大会では2004年全米オープン以来2度目の頂点。

 クズネツォワはサーブ、ショットとも安定感で上回り、第2セット第5ゲームから4ゲームを連取。5年ぶりとなったロシア選手同士の対決に快勝した。
 サフィナは昨年に続く決勝での敗戦。兄マラト・サフィンは05年の全豪オープン男子シングルスなどを制しており、過去に例のない兄妹での四大大会男女シングルス制覇はならなかった。

 ▼スベトラーナ・クズネツォワの話 とてもうれしい。この瞬間を待っていた。全米オープンで優勝したのはもう何年も前で、もう一度(四大大会で)勝てると思えない時もあった。全仏はかつて決勝で負けて、勝ちたい大会だった。

 ◆スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)父は指導者、母は世界選手権優勝、兄は五輪メダリストという自転車一家に生まれる。7歳でテニスを始め、00年にプロ転向。04年には19歳で全米オープンを制し、世界トップの仲間入りを果たした。シングルスの自己最高ランキングは2位。1メートル74、73キロ。23歳。サンクトペテルブルク出身。(共同)

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2009年6月6日のニュース