食あたり気をつけます？森田＆中村組

女子ダブルスで決勝進出を決めた森田（左）中村組

　【テニス　ＡＩＧジャパン・オープン第５日】照明で浮かび上がったコートで、森田と中村がはじけるような笑みを見せた。ペアを組んで５大会目での決勝進出。中村は「（今大会は）強い相手を倒してきて、今は思い切って自分たちのプレーができている」と自信を口にした。

　２人ともストロークの強打が持ち味だが、加えてこの日は森田がネット前で積極的にプレッシャーをかけた。「ミスしてもいいから、思い切り良く」。それが日本ペアの合言葉だ。相手のキングと孫は別のパートナーと組んだ昨年の大会で決勝を経験している。実績では相手が上だったが、それをものともせずにストレート勝ちした。
　２４歳の中村はツアーのダブルス決勝は初めてで、やや緊張気味。昨年１０月以来２度目となる１８歳の森田は「その時は食あたりで棄権してしまったので、まずはそれを気を付けないと」と笑いを取り、度胸の良さを感じさせた。