まだまだ人気 エース宮崎登場で超満員に

[ 2008年10月3日 17:56 ]

大分国体のハンドボールに出場し、ファンにサインを求められる宮崎大輔

 スター選手の凱旋が熱気を呼んだ。ハンドボール第1日に、地元大分市出身で日本代表のエース宮崎大輔が埼玉(大崎電気)から登場。平日で午前の開始にもかかわらず、女性を中心に大分県立総合体育館の約1300席は埋まり、立ち見が出る盛り上がりだった。

 1回戦は香川に40―15で圧勝。3得点の宮崎には、ひときわ大きな拍手と歓声で「気持ちよかった。地元で成長した姿を見せたかった」と感慨深げだ。
 日本男子は北京五輪出場を逃したが、人気獲得の旗振り役を担う宮崎は「中東の笛」問題を端緒に高まった注目を一過性のものにしたくなかった。メディアへの頻繁な露出も「もっとメジャーにしたい」との思いから。試合後は子どもたちとボールを使って交流し、汗を吸ったユニホーム姿のまま約20分、サインや握手に笑顔で応じた。
 日本協会幹部は「日本リーグも昨季より観客が増えている」と変化を語る。国体も予想以上の盛り上がりで観客席の増設を検討するという。普及の好機を逃すまいと、5日の準決勝後には宮崎ら日本代表のサイン会が予定されている。

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2008年10月3日のニュース