「朝青龍中心に八百長」と記事執筆のライター

[ 2008年10月3日 13:32 ]

両国国技館に入る朝青龍

 週刊現代の八百長疑惑記事をめぐり、日本相撲協会と横綱朝青龍ら力士が名誉を傷つけられたとして、発行元の講談社などに損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の口頭弁論が3日、東京地裁(中村也寸志裁判長)であり、被告の1人で執筆者のノンフィクションライター武田頼政氏が「記事で指摘した当時、朝青龍が中心になって八百長をしていた」と証言した。

 武田氏は「八百長には番付を安定させる役割がある。下位の力士が横綱の地位を支えており、横綱に勝ちを売った金で別の力士から自分の勝ちを買う。苦しいけいこをして戦っている力士がいる一方で、不正を働いているのは許せない」と述べた。
 午後には、原告の朝青龍関も現役横綱では異例の出廷。
 訴状によると、週刊現代は07年1月から「横綱・朝青龍の八百長を告発する!」などの見出しで特集記事を連載。原告らに取材せず大相撲で八百長が行われているといううその記事を掲載した、としている。

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2008年10月3日のニュース