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小野 5年ぶりJ1ピッチへ!2日の甲府戦ベンチ入り確実に

[ 2017年4月2日 05:42 ]

明治安田生命J1第5節   札幌―甲府 ( 2017年4月2日    中銀ス )

2日の甲府戦で今季初めてメンバー入りした札幌MF小野
Photo By スポニチ

 5年ぶりのJ1の舞台復帰だ。札幌のMF小野伸二(37)が今季初めてベンチ入りすることが1日、決まった。チームは2日の甲府戦(中銀スタ)に向け、札幌・宮の沢で最終調整。小野は遠征メンバーに名を連ね、今季の公式戦初出場を果たす可能性が高くなった。

 今回の遠征メンバー入りの背景には、故障者続出の舞台裏がある。MFマセードとFWヘイスに加え、3月30日にDF田中、翌31日にはMF石井も負傷離脱。当初、小野は12日のルヴァン杯(対清水、アイスタ)を目標に、最短でも8日のFC東京戦(札幌ドーム)を見据えて調整を進めてきた。全体練習への合流は3月13日。実戦は同26日の札幌大との練習試合だけだが、小野は「準備はしている。(出場)できないことはない」と余裕の笑みを見せた。

 甲府戦は勝ち点4で並ぶ14位対決。スタートはベンチながら、勝負どころでの投入は十分ある。甲府は守備的で、手堅いサッカーが信条。打ち合いのオープンな展開にはなりにくく、ゴール前での小野のアイデアや精度は突破口の糸口となる。

 この日も軽快なパスさばきで好調をアピール。「早く(J1のピッチに)立ちたいです」。出場すれば清水時代の12年7月28日の横浜戦以来、5年ぶりだ。「天才」がJ1では16年ぶりとなるチームの連勝を呼び込む。

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2017年4月2日のニュース