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米国2発!FIFAランク1位ドイツ下し、2大会連続で決勝へ

[ 2015年7月2日 05:30 ]

<ドイツ・米国>後半24分、先制ゴールを決めたロイド(右)が雄叫び(AP)

女子W杯カナダ大会準決勝 米国2―0ドイツ

(6月30日 モントリオール)
 FIFAランク2位で前回準優勝の米国が準決勝でドイツを2―0と破り、4大会ぶりの優勝へ王手をかけた。後半24分に主将のMFロイドがPKを決めて先制。同39分にはロイドの折り返しにDFオヘーラが合わせて追加点を挙げ、ランク1位のドイツを退けた。

 決勝進出の原動力は今大会わずか1失点の堅守だ。的確なポジショニングで相手のパスコースを消し、球際の強さを生かしてボールを奪うとカウンター。5試合20得点のドイツ攻撃陣を封じ込めた。1次リーグ第2戦のスウェーデン戦から5戦連続完封で、初戦のオーストラリア戦からは通算513分間無失点。エリス監督は「中盤を支配できた」と満足そうで、MFラピノーも「相手の攻撃に対して守るのではなく、私たちは守備が攻撃のベース」と説明した。

 主将のロイドは1得点1アシストの活躍。相手が先制機のPKを外した直後に得たPKでは「周囲の全てをシャットアウトして集中した」と、13年女子世界最優秀選手の相手GKアンゲラーの逆を冷静に突いた。「決勝へ進むためにここへ来たんじゃない。勝つために来た」。決勝で日本に敗れた4年前の屈辱は誰も忘れてはいない。

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2015年7月2日のニュース