アルゼンチン王手！５点絡んだメッシ、ゴールは「決勝に取っておく」

＜アルゼンチン・パラグアイ＞ハイボールを蹴るアルゼンチンのメッシ（ＡＰ）

南米選手権準決勝 アルゼンチン６―１パラグアイ

（6月30日）
　準決勝１試合が３０日に行われ、アルゼンチンがパラグアイに６―１と大勝して２大会ぶりの決勝進出を決めた。ＦＷリオネル・メッシ（２８＝バルセロナ）が３アシストなど５点に絡む活躍を見せ、ＦＷアンヘル・ディマリア（２７＝マンチェスターＵ）も２得点１アシスト。５日の決勝では２２年ぶり１５回目の優勝を懸けて地元チリと対戦する。

　メッシがチームの６点中５点をお膳立てした。前半１５分、左サイドからＦＫをゴール前へ送り、ＤＦロホがワントラップして先制弾。同２７分にスルーパスで２点目をアシストすると後半も４、５点目の起点となり、後半３８分にはＦＷイグアインへのラストパスで６点目を生み出した。１次リーグで２―２と引き分けたパラグアイを粉砕し「僕は点を決められなかったけど、心配していない。決勝に取っておいたことにしたいね」と笑った。

　バルセロナでは昨季の３冠など計２４のタイトルを獲得し、Ｕ―２３代表でも０８年北京五輪で金メダルに輝いたがフル代表では無冠。昨年のＷ杯ブラジル大会でも準優勝に終わった。だが、ボロボロの体調で臨んだＷ杯とは自身もチームの状態も違う。「今度こそ決勝で勝ちたい」と悲願の優勝へ照準を合わせた。