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OGのバセット、試合後は号泣…指揮官は擁護「彼女がいなければ…」

[ 2015年7月2日 11:46 ]

試合終了間際のオウンゴールを記録したバセットは涙を流してピッチを去る(AP)

女子W杯カナダ大会準決勝 イングランド1―2日本

(7月1日 エドモントン)
 延長戦突入は目前だった。1―1で迎えた後半ロスタイム、右サイドから攻め上がった日本のMF川澄のクロスを、イングランドDFバセットがカット。しかしクリアしたはずのボールはクロスバーに当たってオウンゴールとなり、イングランドは悪夢のような結末で決勝進出を逃した。

 試合終了のホイッスルが吹かれると、ピッチに崩れ落ちたバセット。チームメートに抱きかかえられてピッチを後にしたが、その涙は最後まで止まらなかった。

 「この敗北を受け入れるのは難しい」と言葉を絞り出したイングランドのサンプソン監督。日本には前回大会1次リーグで2―0で勝利するなど、過去4試合で2勝2分けと優位に立っていたが、まさかの幕切れとなった。指揮官はそれでもバセットについて「あの一瞬は恐ろしい瞬間だったが、彼女がいなければ4強にも来られなかった」とかばい、「悲しみの淵にいるが、明日の朝には仲間とここまで達成してきたことを共有できるだろう」と話し、4強進出を果たした選手たちをねぎらった。

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2015年7月2日のニュース