３位決定戦のブラジル「準備は万全」オランダ「勝って大会を終えたい」

　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会は１２日午後５時（日本時間１３日午前５時）からブラジリアでブラジル―オランダの３位決定戦が行われる。１１日は両チームが最終調整と公式会見を行った。

　ブラジルはリオデジャネイロ近郊の拠点で雨の中、練習した。試合会場に移動して臨んだ記者会見で、準決勝の大敗で批判にさらされているスコラリ監督は「準備は万全だ。国民に少しでも喜びを与えたい」と勝利への意欲をのぞかせ、さらに「これが一番大事な試合だと思ってオランダと戦えるように、心理面のてこ入れをしてきた。いくつかのポジションで選手を代える」と語った。

　オランダは試合会場で約１時間、軽めのメニューをこなした。ブラジルより１日少ない中２日での一戦にファンハール監督は「体力の回復は難しいが、勝って大会を終えたい」と語り、「ＰＫ戦で敗退したのは悔しいし、１―７で負けた方がましだろう。ただ（引き分け扱いのＰＫ戦を含め）７戦負けなしで大会を終えられれば素晴らしい」と語った。

　Ｗ杯での通算対戦成績は、オランダの２勝１分け（１ＰＫ負け）１敗。４年前の南アフリカ大会準々決勝はオランダが２―１で競り勝った。

　ドイツ―アルゼンチンの決勝は、１３日午後４時（同１４日午前４時）からリオデジャネイロで行われる。（共同）