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香川 W杯の結果は「すごく悔しい。忘れることができない」

[ 2014年7月12日 14:42 ]

トークショーを行った香川真司

 サッカー日本代表のMF香川真司(25=マンチェスターU)が12日、神奈川県川崎市の川崎球場にてイベント「第2回TEAMSHINJI~夢を追い続けよう~」を開催。元日本代表でサッカー解説者でスポニチ本紙評論家の名波浩氏(41)とともに、トークショーのほか、ジュニア選手たちを対象にしたサッカークリニックなどを行った。

 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わり、帰国後、ファンの前に姿を見せるのはこの日が初めてとあり、会場には約3000人のサポーター、クリニック参加者約120名が会場に詰めかけた。

 冒頭で「ありがとうございました」とW杯への声援に感謝の言葉を述べた香川。「3試合やってすごく悔しくて、その悔しさはなかなか忘れることができない。それでも次もあるのでスパッと切り替えていかないといけない」と、3試合勝ちなしという不甲斐ない結果に悔しさをにじませた。

 W杯では「周りの情報も入ってこなくて、練習にも集中できてリラックスできる環境を用意してくれた。施設も食事もパーフェクトだった」と周囲に感謝しつつ、「初戦の前の日は緊張しましたね。いつもどおりリラックしてベッドには入ったが、なかなか寝付けなかった」と決戦前の緊張感を明かした。

 さらに、「結果は残念ですけど、ここから乗り越えるのが自分のチャレンジになる。みんなから期待を感じてW杯に臨んで、結果として何も残せなくて終わってしまったので、すごく悔しい。この悔しさを4年後のW杯だったり、チームだったりで晴らすしかない」と悔しさを糧に前に進む覚悟を口にした。

 また、同じポジションでプレーするという少年には「練習をして、チャレンジすることが何より大事。最後のところで違いを出してシュートまでいけるかが課題。練習や試合でやり続けることが一番大事」とアドバイスを送った。

 この日は来場者に香川の顔写真が入ったうちわが配られた。声援とともにうちわが振られる光景に、思わず「気持ち悪い」と苦笑いを見せる一幕もあった。

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