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西村主審を中国紙が批判「日本とブラジルの関係はまるで夫婦のよう」

[ 2014年6月14日 21:56 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)開幕戦のブラジル―クロアチア(12日・サンパウロ)で、決勝点となるPKをブラジルに与えた西村雄一主審の判定などについて、14日付の中国紙、中国青年報は、背景に移民などを通じた日本とブラジルの密接な関係があると指摘し、不公正な審判だったと批判した。

 同紙は、ブラジルは世界最大の日系人社会を抱えており「日本とブラジルの関係はまるで助け合って生きる夫婦のような関係である」との在ブラジル中国人の声を伝え、“肉親の情”が判定に影響を与えたと非難した。

 同紙は日本とブラジルの緊密さを指摘する上で、中国でも人気のサッカー漫画「キャプテン翼」に登場する日系ブラジル人キャラクターのロベルト本郷や、元日本代表のラモス瑠偉氏、ブラジルにサッカー留学した経験を持つ三浦知良選手(横浜FC)の存在を取り上げた。

 同紙は、西村氏が2005年に行われた中国の代表チームの国際試合で反則をしていない中国人選手を間違って退場処分にしたことがあるとも指摘した。

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2014年6月14日のニュース