×

メキシコ 6大会連続決勝Tへ好発進!ペラルタ弾で雨中戦制す

[ 2014年6月14日 03:03 ]

<メキシコ・カメルーン>貴重な先制点を挙げ喜ぶメキシコのペラルタ(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグA組 メキシコ1―0カメルーン

(6月13日 ナタル)
 W杯1次リーグA組は13日、6大会連続の決勝トーナメント進出を狙うメキシコが、日本と同組だった前回大会で3戦全敗に終わったカメルーンと対戦。激しい雨が降りしきるなか、2度のノーゴール判定にもめげずに攻め続け、後半16分にFWペラルタ(サントス・ラグナ)が決勝弾。細かくつなぐパスサッカーでカメルーンを苦しめ1―0で勝利し、6大会連続の16強入りへ好発進した。
【試合結果 A組順位表】

 メキシコ代表のエレーラ監督は公言していた通り2トップにドスサントス(ビジャレアル)とペラルタ(サントス・ラグナ)を起用。香川と同じマンチェスターU所属のFWエルナンデスはベンチからのスタートとなった。

 一方、カメルーン代表はこれまで左サイドでの起用が多かったFWエトオが最前線の中央に入り、左には岡崎の同僚FWチュポ・モティング(マインツ)が先発した。

 試合は前半からメキシコが前線から積極的なプレスをかけボールを支配。両サイドからの攻撃で好機を作ると前半11分、MFエレーラ(ポルト)からの右からのクロスにドスサントスがダイレクトで合わせネットを揺らすもオフサイドのホイッスル。

 同30分にもドスサントスが左CKのチャンスからヘッドで押し込むが、またしてもオフサイド判定。納得ができないドスサントスは審判に猛抗議。しかし、判定は覆らず再開となった。

 2度の不運な判定に泣いたドスサントスは同44分にもチャンスをつかむ。後方のDFマルケス(レオン)からのキラーパスをエリア内で受けるが、大雨が影響したのかトラップが流れてしまいゴールならず。決定機に絡んだドスサントスだったが結局はシュート0本のまま後半へと折り返す。

 後半に入ってもメキシコ優位は変わらず。同3分には10本以上のパスをつなぎ、右サイドで受けたDFロドリゲス(アメリカ)から前線へスルーパス。このボールに走りこんだドスサントスがワンタッチでDFラインの裏へ送ると、フリーとなって抜けだしたペラルタがGKと1対1となり右足でシュート。しかし、これは相手GKイタンジェ(コニャスポール)によって防がれてしまう。

 雨でピッチ状況が悪くなる中でもメキシコは華麗なショートパスを披露。そして同16に待望の先制点が生まれる。MFエレーラが中央を攻め上がり前線へパス。ボールを受けたドスサントスがエリア内に侵入しシュート。これはGKに防がれるが、こぼれ球に反応したペラルタが流し込みネットを揺らした。

 メキシコはその後も攻め手を緩めることなく、同29分には殊勲弾のペラルタに代えエルナンデス(マンチェスターU)を投入。終盤にはFWウェボ(フェネルバフチェ)を投入したカメルーンの反撃に合うが、粘り強い守備でしのぎ切り1―0で逃げ切った。

 メキシコは次節、ともに勝ち点3を獲得した開催国ブラジルと激突する。

 ▼メキシコ・エレラ監督 本当に最高の気分だ。私の期待を超える素晴らしい試合をしてくれた。守備陣も良かった。強い精神力をお見せすることができた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月14日のニュース