柿谷　Ｗ杯代表入りへ自然体「やらなあかん、はあかんタイプ」

ブラジルＷ杯優勝を予想したスポニチ本紙号外を手に活躍を誓うＣ大阪の柿谷（左）と山口

　日本代表の若武者、Ｃ大阪のＦＷ柿谷曜一朗（２３）、ＭＦ山口蛍（２３）の新春対談が実現した。２人の先輩でもあり、元日本代表でもあるＣ大阪の森島寛晃アンバサダー（４１）が進行役を務め、今年６月に控えるＷ杯ブラジル大会に向けた抱負まで語り尽くした。

　森島　さて、２０１４年は何といってもＷ杯イヤーだよね。

　柿谷　最終的にメンバーに入っていたいという気持ちは本当に強い。でも、まだ半年ありますから。誰かバーンと出てくる人がおれば、自分がバーンって下がっていくかもしれない。新しいシーズンで結果がなかなか出なくても、それでシュンとなるんじゃなくて、いつもと変わらずにプレーしていきたい。そういう形でやってて実際に日本代表に入れたわけやから。「去年以上にやらなあかん」って思ったら、俺はあかんタイプ。今年も１年前と同じ気持ちでスタートしたい。

　森島　昨年は２人そろって代表にも入った。気持ちの変化はあった？

　山口　大きな変化はないけど、代表からセレッソに戻ってきた時に、自信みたいなのは強くなったかな。

　柿谷　俺は変わってるつもりはないけど、やっぱ「日本代表」じゃないすか。応援してくれる人も多くなれば、批判する人も多くなる。とにかく、日本代表なんて結果がすべて。そのプレッシャーはやっぱり感じてますよ。でも、セレッソでも同じくらいプレッシャーを感じながら戦ってきてる。そう考えたら普通にやれる。

　山口　俺はプレッシャーはあんまり感じないかな。曜一朗くんは常に得点を求められているけど、俺は中途半端な感じやから。

　森島　ボランチも注目されてるでしょ？

　山口　いやいや、注目されてないっすよ。

　柿谷　そりゃ華があるポジションっていえば俺のほうやし、新聞に出るのもＦＷが多いかもしれん。でも、チームとして考えた時に信用されたり必要とされるのはコッチ（山口）の方ですからね。例えて言うなら、蛍が木で、俺たちは木の実みたいなもん。今、うまいこと言ったんじゃないすか？（笑い）