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ザック監督を信じよ!オシム氏、日本は「挑戦者としてプレーを」

[ 2014年1月2日 05:30 ]

ザックジャパンについて熱く語った元日本代表監督のオシム氏

オシム氏 ザックジャパンに提言

 【オシムの提言】ザッケローニ監督を信頼したらどうか。少なくとも現在のチーム状況については私よりも彼の方がよく知っているだろう。ベルギーに勝つまではあれこれ言われていたようだが、自信を持っていい。

 いくつかのポジションで入れ替えがあるかもしれないが、現在の日本代表はコレクティブ(集団的、組織的)なプレーができるグループがしっかりしているのが特徴だ。香川ら若い選手が多く、走力もある。アグレッシブにファイトできる。戦術理解も高い。それを(堅守の伝統がある)イタリア人監督が率いているのだ。ノープロブレムじゃないか。

 ただし自信を持つことと相手を過小評価することは違う。日本と同組の3カ国はブラジルやアルゼンチン、スペインなどのような派手さはないが、いずれも相当心してかからなければならない強豪だ。むしろ、日本は相手が見下してきた時にチャンスが生まれる。本命ではないアウトサイダー、チャレンジャーとしてひたむきにプレーすればいい。

 ▽イビチャ・オシム 1941年5月6日、ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボ生まれの72歳。ユーゴスラビア代表監督として、MFストイコビッチらを擁し90年W杯イタリア大会でベスト8。03年市原(現千葉)監督。W杯ドイツ大会後の06年に日本代表監督に就任も、07年11月に脳梗塞で倒れ退任した。

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2014年1月2日のニュース