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“守備的”批判一蹴 佐々木監督「最後まで勝とうとする意思で勝った」

[ 2012年8月4日 08:59 ]

<日本・ブラジル>前半、競り合う大儀見(左)。右奥は佐々木監督

ロンドン五輪 女子決勝トーナメント1回戦 日本2―0ブラジル

(8月3日 カーディフ)
 金メダル獲得を目指すなでしこジャパンは大儀見、大野のゴールで2―0でブラジルに快勝。08年北京五輪に続いて2大会連続で4強入りを決めた。

 身体能力と個人技で上回る“サッカー王国”の猛攻を、全員が連動した守備で耐え抜いた。佐々木監督は「闘志の守備でよくやってくれた」と選手たちを称え、主将のMF宮間は「この粘り強さ、ゴールを割られない強さが自分たちらしさ」と誇らしげに振り返った。

 ボール支配率で上回り、多くのチャンスを築きながら敗退したブラジルのバルセロス監督は試合後の会見で「日本がきょうのような(守備的な)プレーを続けるなら、優勝候補と呼ばれるにはふさわしくない」と発言した。それを伝え聞いた佐々木監督は「五輪は何が起こるか分からない。最後まで勝とうとする意思で日本が勝った。だからわれわれが(準決勝の)ウェンブリー(競技場)に行くべきだと思う」ときっぱり。目標はあくまでも金メダル。勝利のための戦いを貫いた指揮官は胸を張ってそう応えた。

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2012年8月4日のニュース