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“皇帝”が関塚ジャパンの躍進評価「すさまじい進歩」

[ 2012年8月4日 06:00 ]

ベッケンバウアー氏

 西ドイツの主将として出場した自国開催の74年大会で優勝し、西ドイツを率いた90年イタリア大会を制覇。選手、監督としてW杯を手にし「皇帝」と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアー氏(66)が、ロンドン五輪サッカーの男子1次リーグを総括。日本など各チームを評価した。

 まずは番狂わせとなったスペイン―日本戦を振り返り「スペインはイニーゴ・マルティネスが退場処分を受けて厳しくなった。選手たちが(肉体的に)フレッシュな状態ではないようにも見えた」とスペインの調整不足を指摘。その上で「ただし最大の敗因は日本のすさまじい進歩だ。決勝点を挙げた大津はボルシアMGでまだ3試合にしか出ていないが、既に大きなものを学んだ」と決勝点を決めた大津の名前を挙げて日本の躍進を評価した。

 本命のブラジルについては「2年後のW杯でもほとんどが代表に名を連ねそうなメンバーだ」と豪華な陣容に驚きの声を上げた。8強に進んだ開催国・英国に関しては「ウェールズから加わった2人が8強入りに貢献した。セネガルとの初戦では、ギグスのFKをベラミーが決めて先制。ギグスはUAEとの第2戦で38歳の大会最年長得点も記録した。仮に金メダルを獲れなくても、十分に足跡を残したと言える」とベテランのギグスの奮闘を称えていた。

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2012年8月4日のニュース