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香川が直ゲキ!永井“お先に”マンUホームでゴール決める

[ 2012年8月4日 06:00 ]

エジプト戦の前日練習で笑顔を見せる(左から)吉田、徳永、永井、大津

ロンドン五輪 男子決勝トーナメント1回戦 日本―エジプト

(8月4日 マンチェスター)
 日本のエースが関塚ジャパンを激励した。サッカー男子の日本は日本時間4日午後8時開始の準々決勝でエジプトと対戦する。今夏マンチェスターUに加入した日本代表FW香川真司(23)が2日、マンチェスター市内のレストランで、44年ぶりのメダル獲得を目指すイレブンと対面し、エールを送った。

 2日にマンチェスター入りしたイレブンは、市内の日本食レストランで食事会を開催した。そこに現れたのが香川だった。関係者によると「偶然居合わせたようで、香川自身も驚いていました」というが、永井らと談笑し「頑張ってください」と激励した。C大阪時代の同僚・清武には「いけるところまでいってくれ」とゲキを飛ばした。

 香川はロンドン五輪世代。関塚ジャパンには招集されなかったが、世界的な選手に成長した同世代から力をもらった。徳永は「世界の香川さんから言葉をいただいてうれしかった」と冗談めかし、C大阪で一緒にプレーした山口は「身近にいた人が、今はマンチェスターでやっている。そのスタジアムでできるのは刺激になる」と語った。

 永井は2日の練習後に「(オールドトラフォードでの)ゴールを目指して頑張りたい。世界的に有名(なスタジアム)。(香川)真司より先に(ピッチに)立てるので」と決意を示していた。

 今夏マンUに移籍した香川より一足先にオールドトラフォードでのゴールを狙う。オールドトラフォードで得点した日本人は06年9月13日の欧州CLマンU戦でFK弾を決めたセルティック中村俊輔(現横浜)、03年10月25日のリーグ戦マンU戦で決めたフルハム稲本潤一(現川崎F)だけ。先輩2人に続けば「日本人3号」となる。

 昨年8月の親善試合(日本が2―1勝利)では決勝弾を決めており、エジプトとの相性は良い。「後ろに引かれることもある。最近は中、中へ行き過ぎているのでサイドバックに早く当ててサイドから崩したい」とサイドから揺さぶる狙いだ。

 「(1次リーグを)1位通過できてメダルの可能性がグッと上がった」。44年ぶりのメダル獲得へ向かって、スピードスターが「夢の劇場」(オールドトラフォードの異名)を突っ走る。

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2012年8月4日のニュース