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淡々と敗戦の弁…小倉委員長が開催国に祝意

[ 2010年12月3日 01:29 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)開催地が発表された2日、スイスのチューリヒの会場で、落選した日本招致委員会の小倉純二委員長は「残念ながら負けた。2018年のロシア、22年のカタールにお祝いを言いたい。イスラム圏では一度もW杯をやっていない。中東の国が勝つのは立派なこと」と語った。

 日本は1日の最終招致演説で、世界400カ所の競技場で行う3次元立体(3D)映像によるパブリック・ビューイング、世界各国から6千人の子どもを招待する「次世代W杯」という売りを最大にアピールした。
 しかし、小倉委員長は投票前から苦戦を覚悟していた様子。国際サッカー連盟(FIFA)ブラッター会長が開催国発表のために登壇すると、各国理事とともに見守った同委員長の表情はさえなかった。初の単独開催という念願を果たせず、淡々と敗戦の弁を述べた。
(共同)

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2010年12月3日のニュース