×

日本落選…18年W杯はロシア、22年はカタール

[ 2010年12月3日 00:38 ]

サッカーW杯2022年大会のカタール開催を発表するFIFAのブラッター会長

 国際サッカー連盟(FIFA)は2日、スイスのチューリヒで理事会を開き、22人の理事の投票でワールドカップ(W杯)2大会の開催地を決め、2022年大会は招致を目指した日本が落選して中東初のカタールとなった。日本は初の単独開催を逃した。

 18年大会には旧ソ連、東欧で初開催となるロシアを選んだ。FIFAのブラッター会長が理事会後に発表した。ロシアは14年ソチ冬季五輪に続いてビッグイベントを開く。

 ▼ブラッターFIFA会長の話 ロシアを祝福し、健闘を祈る。(カタール開催は)新たな地に入ることになる。アラブ世界は待ち続けていた。FIFA会長としてサッカーの発展を考えると、とても満足だ。

 ▼ロシア・シュワロフ第1副首相の話 あなたたちはわたしたちを18年開催で信用してくれた。後悔はさせません。一緒に歴史をつくりましょう。

 ▼カタール・モハメド王子の話 変化と発展を信じてくれてありがとうございます。あなたたちは中東を誇りに思うでしょう。これは約束します。

 ▼小倉純二・日本招致委員会委員長の話 残念ながら負けた。結論は、今までやったことのないところが強い。最後は2002年から早すぎるというところを崩せなかった。こういうチャレンジをしないと、FIFAが求めていることが分からない。(再挑戦について)ファンにまたやれと言われれば、やるでしょう。

 ▼田嶋幸三・日本サッカー協会副会長の話 受け入れるしかない。評価報告書が反映されていないと感じた。2002年の競技場では最先端ではない。そこらへんを努力する必要がある。

 ▼高木義明文部科学相の談話 理事会での(日本の)プレゼンテーションは意義深かった。カタールの大会が成功裏に行われることを願う。

 ▼イングランド招致委・ベッカムの話 大変残念だ。招致計画は良かったし、やれることはすべてやった。今はいろんな感情がうずまいている。(共同)

続きを表示

2010年12月3日のニュース