金メダルを獲得の村田ら会見「金メダルに負けない人生を」

　ボクシングの日本勢として４８年ぶりの金メダルを獲得した男子ミドル級の村田諒太（２６）＝東洋大職＝と、同バンタム級で銅メダルに輝いた清水聡（２６）＝自衛隊＝が１２日、メーンプレスセンターで記者会見し、村田は「感謝の気持ちでいっぱい。金メダルに負けない人生を送るのが自分の役目」と独特の表現で喜びを語った。

　同い年で、プライベートでも仲がいいという２人は選手村で同部屋になり、冗談を言い合ってリラックスできたことが好結果につながったという。村田は「清水が先にメダルを確定して、いい流れに乗せてもらった」と感謝し、清水は「違う人と一緒だったらここまで来ることができなかったかもしれない」と頭を下げた。

　村田は、大学卒業後に競技を続けることが難しいとされるアマチュアの環境について「メダルを取って来なかったからこういう環境だった。これで少なからず注目してもらえる。今後に期待してほしい」と述べ、プロ転向の可能性は「ほぼない」と否定した。（共同）