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湯元健 メダル獲得ならず 残り25秒から逆転負け

[ 2012年8月12日 02:47 ]

男子フリー60キロ級3位決定戦 米国選手(右奥)に敗れ、ぼうぜんとする湯元健一

ロンドン五輪レスリング

(8月11日)
 男子フリースタイル60キロ級3位決定戦で湯元健一(27=ALSOK)はコールマン・スコット(米国)に1―2で敗れ、5位に終わった。08年北京五輪に続く2大会連続の銅メダルはならず、前日に同55キロ級で銅メダルの双子の弟・進一(27=自衛隊)との同一大会でのメダル獲得もならなかった。

 第1ピリオド、慎重な立ち上がりで両者ポイントがなくボールピックアップに。赤の湯元健が有利な体勢となり背後を取ってこのピリオドを先取した。

 第2ピリオド、湯元健はスコットに2ポイントを先取されこのピリオドを失った。

 勝負の第3ピリオド、湯元健は残り30秒で背後を取ったものの逆転され、敗戦が決まった。

 残り25秒からの逆転劇。双子で同一大会メダル獲得という“勲章”は寸前でこぼれ落ちた。

 ▽湯元健一の話 (双子の弟の)進一が金メダルを取れず、自分が悔しさを晴らそうと思っていた。銅メダルを取れると思っていたけど、やり切った思いはある。進一と2人で自分のレスリングができたので十分です。

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