×

米NBCの人気解説者2人 判定批判しまくり退場処分

[ 2012年8月12日 06:00 ]

 ロンドン五輪のボクシング会場で、米NBCテレビの人気解説者2人が退場処分とされた。

 AP電によると、スポーツキャスターのボブ・パパ氏(47)とコメンテーターのテディー・アトラス氏(56)。2人はレフェリーや判定に対して「フェアではない」などと批判をし続け、10日、五輪関係者が会場中央の実況スペースから後方に移動させた。国際ボクシング協会の広報担当者は「2人は周囲を混乱させた」と説明。実況していない時にも批判を続けていたという。この措置を受け、NBCが会場から退場させることを決めた。

 パパ氏はアメリカンフットボールの実況担当で知られ、テレビやラジオに引っ張りだこ。日本でいえば「古舘伊知郎アナウンサーのような存在」(放送関係者)で、92年からNBCで五輪ボクシングの実況を担当している。アトラス氏はボクシングトレーナーの傍ら、00年からNBCで五輪ボクシングのスポーツキャスターを務め「日本でいえば元チャンピオンの輪島功一さんのような有名人」(同)という。

 2人は男子バンタム級で銅メダルを獲得した清水聡(26)が2回戦でアゼルバイジャンの選手に判定負けした際も、判定を批判。判定は覆り、清水が勝利している。

続きを表示

2012年8月12日のニュース