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「アラタよく頑張った」45位にも惜しみない拍手

[ 2012年8月12日 22:11 ]

 男子マラソンに出場した藤原新選手の地元、長崎県諫早市では12日夜、同級生や出身高校の生徒ら約180人が集まり声援を送った。45位でのゴールだったが、参加者からは「残念、でもアラタよく頑張った」と大きな拍手が送られた。

 市役所のロビーに大型スクリーンが設置され、序盤、先頭集団の後ろに姿が見えると拍手と歓声が湧き起こった。

 終盤に遅れ始めると「あー」と重いため息が漏れたが、ゴール手前の直線を走る姿が映ると、惜しみない拍手で健闘をたたえた。

 藤原選手の母校諫早高は陸上の強豪校。陸上部の沖中亮祐さん(16)は「自分も長距離ランナーなので、藤原選手は目標となる先輩です。最後までしっかりと走り抜いていて、格好良かった」と話していた。

 2009年の世界選手権女子マラソン代表で、現在は諫早高で指導している藤永佳子さん(30)も駆け付けた。藤永さんは「スタートラインに立つまでが苦しかったと思う。無事にゴールすることができて良かった。お疲れさま」とねぎらった。

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2012年8月12日のニュース