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平子、目標届かず19位もさばさば「集中できた」

[ 2010年2月15日 06:00 ]

男子5000メートルでゴールし、記録を見る平子

 【スピードスケート男子5000メートル】目標だった6分30秒を切れず、19位に終わった平子裕基(27=開西病院)はさばさばしていた。

 「今までやってきた中で5本の指に入るぐらい集中できた」。02年ソルトレークシティー大会に19歳で出場も、その後は低迷。代表を逃したトリノ五輪時はアルバイトをしており「やめるつもりだった」が、「北海道の十勝でやれるところを見せたい」と川原コーチが開西病院の支援を取り付けたチームに加わった。8年ぶりの五輪で次の1万メートルへ向けては「最後まで(同じペースで)しっかり滑り切れる、ぎりぎりのペースを見極めたい」と話した。

 ▼出島茂幸 いつも通りの精神状態のつもりだったが、終わってみれば何かが違った。悔しい。(五輪初出場も失格した選手を除き最下位の27位)

 ≪日本も負けるな!韓国選手の銅で白幡氏がゲキ≫前回大会までの長距離種目のアジア勢最高成績は、02年ソルトレークシティー大会男子1万メートルの白幡圭史の4位。現在は日本連盟でジュニアを担当する白幡コーチは「日本でなく韓国に先にメダルを獲られたのは悔しい」と話した。欧州勢が圧倒的な強さを発揮する中、同コーチは以前から「アジア人も長距離で戦える」と主張してきた。それが証明され「技術があればやれる。日本もただ悔しがるのでなく、できるんだと意識を変えないと」と熱く語った。

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2010年2月15日のニュース