×

寺内健 大技失敗も“完全燃焼”

[ 2008年8月20日 06:00 ]

 【北京五輪 飛び込み】男子3メートル板飛び込み決勝で、4大会連続出場の寺内健(28=JSS)は442・50点で、12選手中11位に終わった。悲願のメダルに届かず「結果には悔いが残るけれど、やってきたことに間違いはない」と涙を流した。

 「戦って負けました」と振り返った勝負どころで大失敗した。7位で迎えた4本目。予選、準決勝で温存した大技「前逆宙返り3回半抱え型」に挑んだ。しかし、わずかに踏みきりの位置が手前になったことでタイミングがずれ、入水時に大きな水しぶきを立ててしまった。90点以上の高得点を狙った技で、49・00点。8位に終わったアテネ五輪後から、この日のために取り組んできた大技の失敗がすべてだった。「燃焼した。まだ世界と戦えるのか、しっかり考えたい」と引退の可能性も示唆した。

続きを表示

2008年8月20日のニュース