金メダルローテ決定！準決杉内、決勝和田

　【北京五輪　野球】星野ジャパンの“金メダルローテーション”が確定した。２２日の準決勝はダルビッシュではなく杉内、２３日の決勝は和田が先発。ダルビッシュは２０日の米国戦先発が有力で、決勝トーナメントはソフトバンクの両左腕で臨む。

　杉内は１５日のオランダ戦で７回無失点と好投。星野監督は「こっちに来て絶好調や」と評価しており、状態の良さを買われての指名となったようだ。杉内は準決勝進出に「まずはホッとした。とにかくこれからなんで」と話した。和田は１６日の韓国戦で痛恨の同点弾。アテネ五輪も３位決定戦の先発だけにＷリベンジ舞台で、２人とも万全の中６日登板となる。

　星野監督は当初「準決勝はダルビッシュ」と公言。そのエースをあえて準決勝から米国戦へ変更した。ローテーションについて「そんなこと言えんよ。韓国やキューバ（の関係者）じゃないんだから気にするな」とけむに巻いたが、理由はその状態にあるようだ。１３日のキューバ戦は５回途中で４失点ＫＯ。その後の調整でも調子が上がってこなかった。１８日は４６球の投球練習を行い、この日も大野投手コーチは下半身のバランスを入念に確認していた。米国戦は順位決定がかかる一戦。準決勝はキューバか韓国か。エースに託される。