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「サンダー」ボルトならM・Jを超えられる!

[ 2008年8月20日 06:00 ]

 【北京五輪 陸上】 男子二百メートルの準決勝が行われ、百メートル決勝で9秒69の世界新記録をマークして優勝したウサイン・ボルト(21=ジャマイカ)が2組に出場。アテネ五輪の覇者ショーン・クロフォード(30=米国)に一度はリードを許したが、残り30メートルで相手の表情をうかがいながら追い抜く余裕を見せ、順当に決勝へ進出した。「ジョギングをしたわけじゃない。決勝に進めるレースをしただけだ」と言いながらもタイムは20秒09で全体トップ。「個人種目としては最後のレースになるのでベストを尽くしたい」と84年ロサンゼルス五輪のカール・ルイス(米国)以来となる史上9人目の短距離2冠に意欲をのぞかせた。

 世界歴代6位の記録(19秒68)を持つフランク・フレデリクス氏(40=ナミビア)は「19秒2台に突入する」と優勝タイムを予想。ボルトの自己ベストは今季マークした歴代5位の19秒67だが、96年アトランタ五輪でマイケル・ジョンソン(米国)が樹立した世界記録、19秒32の更新も期待される。

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2008年8月20日のニュース