×

メグさばさば「これが自分の実力」

[ 2008年8月20日 06:00 ]

日本チームはブラジルにストレートで敗れ肩を落とす

 【北京五輪 バレーボール】完敗で女子バレーの北京五輪が終わった。1次リーグA組を4位で通過した日本は、準々決勝でB組1位のブラジルに0―3でストレート負けした。前回の04年アテネ五輪と同じ準々決勝で敗退し、5位が確定。メダル獲得を目標に臨んだ北京五輪だったが、世界との差を縮められなかった。

 試合終了後、コートにぼう然と立ち尽くしたエース栗原は、潔く北京五輪を振り返った。「言い訳なしの勝負。これが自分の実力だと思う。ちゃんと受け止めたい」。淡々とした口調に、突きつけられた現実の重さがにじんだ。
 第1セットから、世界ランク1位のブラジルの猛攻にさらされた。揺れて落ちるサーブに対応できず、いきなり3ポイント連続でサービスエースを許した。「1本目を取れないままズルズルいってしまった」とリベロの佐野はうなだれた。
 高くて力強いアタックにも翻ろうされ、1度もペースを握れないまま、わずか70分で北京五輪最後の試合は終わった。メダル獲得を目標に掲げて歩んできた柳本ジャパンの北京五輪は、アテネと同じ5位。主将の竹下は「この4年間は苦しい戦いばかりで、正直しんどかった」と漏らした。

続きを表示

2008年8月20日のニュース