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イケクミの“跳”戦はロンドンまで続く

[ 2008年8月20日 06:00 ]

力強いジャンプを見せる池田(2回目のジャンプ)

 【北京五輪 陸上】陸上女子走り幅跳び予選に出場した池田久美子(27=スズキ)は2回目の6メートル47が最高で、全体20位で予選落ち。60年ローマ五輪の伊藤文子以来、日本人48年ぶりの決勝進出はならなかった。予選通過には6メートル60以上が必要だった3回目の跳躍はファウル。「最後は気負って少しファウルになってしまった。気持ちの強さがないと入賞も無理なんだなって肌で感じました」と話した。

 完敗だが、この舞台に立てたことに意味がある。今年5月、約10年間師事してきた福島大・川本監督の元を離れて自立した。6月末の日本選手権では失敗したが、自分で立て直して崖っ縁の南部記念で優勝。大きな決断に悔いはなかった。「これで引退するわけじゃない。また、世界選手権や五輪を目指します」。しっかりと前を見据えた瞳に、涙はなかった。

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2008年8月20日のニュース