今週の丸山元気!

立ち回り巧者アブマーシュ 堅実に運べれば上位争い必至

[ 2015年5月22日 05:30 ]

 今週は土日合わせて17鞍に騎乗します。たくさんの騎乗依頼を頂きました。最終週の新潟をいい形で締めくくりたいと思っています。

 アブマーシュ(土曜11R)はテン乗りですが、立ち回りが上手なイメージがありますし、堅実ですからね。チャンスがありそうなので、うまく乗りたいと思っています。

 プリンセスケイ(日曜1R)はいいスピードがあります。今回も前々で流れに乗ってどこまでやれるかですね。

 シャトルアップ(日曜11R)の前走は壁が作れずに脚が溜まりませんでした。馬の後ろで我慢させる形が理想。ハンデが軽いですし、うまくタメが利けばオープンでもやれると思っています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
●土曜日(5月23日・新潟)
5Rマルターズレーン ☆
 追い切り時計は上々も、中間に一頓挫ありやや急仕上げの印象。使えば変わってきそうだが・・・。好仕上がりで芝替りも歓迎のダイメイゴン、1200メートルでは堅実なマイネルカルド、前走は脚を余したヘットローが上位候補か。

6Rハナイチゲ ☆☆☆
 使いつつ渋太さが増してきた印象で、着順以上に内容は良化している。距離延長は歓迎で、荒れてきた今の馬場もプラス。今回のメンバーなら上位食い込みも。終い堅実なレッドベリンダ、ブリンカー着用後は安定しているレオロフティー、動きが良くなっているデンコウインパルスが強敵か。

8Rコグノセンティ ☆☆☆
 好時計をマークするなど追い切りで動くタイプ。更に、久々を苦にしない前向きな気性からも、直線競馬への適性はありそう。3戦連続で2着のヤマノハヤブサ、前走で直線競馬の適性を示したザゲームイズオン、堅実なクリノコマチが強敵か。

9Rピエリーナ ☆☆☆
 地方で3連勝して中央に再転入となるが、元々素質は評価されていた馬。追い切りでも楽な手応えで併入するなど軽快な動きを見せており、中央500万でも差のない競馬ができそう。使いつつ復調気配のラフェットデメール、終い堅実なサンレイフローラ、安定感が出てきたディオーサシチーが強敵か。

10Rハイドンセット ☆☆☆
 前走は終始楽な手応えで着差以上の強さ。新馬戦でも強敵相手に3着があるように新潟外回りの適性は高く、前回と同じ舞台なら昇級でも差はない。決め手上位のナスノセイカン、久々も好仕上がりのアクセラレート、ハイレベルの東京スポ杯で差のない競馬をしているディアコンチェルトが強敵か。

11Rアブマーシュ ☆☆☆☆
 一息入れた効果か、前走は好位でうまく立ち回り2着。前回よりも相手関係は楽になった印象で、新潟替りも問題なし。今回も上位争い可能。左回りは合うオトコギマサムネ、久々も好仕上がりのベルモントラハイナ、前走は不利があったロマネクイーンが強敵か。

12Rシークレットベース ☆☆☆
 乗り込み本数は少ないが、小柄で仕上がり早のタイプ。直線の長いコースでは終いは堅実で、やや低調な今回の組み合わせなら久々でも上位可能。長くいい脚を使えるオンタケハート、一叩きされて動き良化のシンガン、復調気配のソードラックが強敵か。

●日曜日(5月24日・新潟)
1Rプリンセスケイ ☆☆☆
 前走はやや展開に恵まれた印象はあるが、使いつつ粘り強さが増してきたのも確か。鞍上2度目で、再度マイペースで運べれば今回も上位争い可能。前走は相手が悪かったマルカメテオ、終い堅実なスマートゾロ、安定感が出てきたミヤビヴィグラスが強敵か。

2Rトラストニーケー ☆☆
 良血馬で新馬戦でも2番人気に指示された馬。ダートでは一息だったが、芝に戻れば変わる可能性も十分。初出走だが追い切りで水準以上の時計をマークしているワイカヘ、新馬戦で3着があるように新潟外回りは合うディリジェンテ、平坦替りは好材料のジュビリーラインが上位候補か。

3Rノーブルクリスタル ☆☆
 ゲートに課題はあるが、京都で2着にきているように力は通用。好位で流れに乗れれば粘り込みも可能か。左回りなら終い堅実なフェブカリエンテ、一叩きされて動きが良くなったサトノメダリスト、前走2着と渋太さが増してきたカナラズカナラズが上位候補か。

5Rトーホウスペンサー ☆☆☆☆
 一息入れて立て直した前走が2着で、3着馬には4馬身差。叩いた上積みが見込める今回も上位争い必至。広い新潟で変り身を見せたサトノダヴィンチ、終い堅実なタガノヴェリテ、前走は出遅れが応えたハイオンザリストが強敵か。

6Rビービーボイジャー ☆☆☆☆
 前走2着にきているように、現級勝ちのある実績馬が徐々に復調気配。メンバーは揃った印象だが、終いは堅実で今回も上位争い可能。4戦連続で2着のミキノグランプリ、堅実なサクラエルカミーノ、減量騎手起用で変り身を見せたリッシンロケットが強敵か。

7Rシュヴァリエ ☆☆☆☆
 タフな中京の馬場だった3走前は10着だったが、それを除くと近走は堅実。牝馬限定戦なら上位争い可能。安定感抜群のイントロダクション、終い堅実なフェイブルネージュ、好仕上がりで素質高いミュゼリトルガールが強敵か。

9Rノーブルプラネット ☆
 500万ではワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと・・・。前走 は脚を余したハッピーロード、高いレベルで安定しているシーリーヴェール、体調上向きのテイエムコンドルが上位候補か。

10Rバスティード ☆☆☆
 自在性があり、スタミナ十分で距離延長も歓迎。少しヒルむ面があるとの事で今回はチークPを着用。馬具効果で能力全開となれば上位争い可能。長くいい 脚を使えるプロレタリアト、使いつつクラス慣れしてきたキタサンキンボシ、力の要る今の馬場は合うモンテエクリプスが強敵か。

11Rシャトルアップ ☆☆
 直線競馬は2勝と適性十分。格上挑戦になるがハンデ52キロは恵まれた印象で、コメント通りうまく脚を溜めれば上位食い込みも。直線競馬は2戦2勝のセイコーライコウ、前走快勝のネロ、終い堅実なメイショウツガルが上位候補か。

12Rアスカクイン ☆
 終いは差を詰めるが、ワンパンチ足りない印象。先行有利の新潟では、よほど展開の助けがないと・・・。まだ底を見せていないサクセスグローリー、新潟は好相性のインストレーション、力を付けているトーセンゴージャスが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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