ヘイハチスカイ「あとは展開ひとつ」　土日合わせて１２鞍に騎乗！

　今週は土日合わせて１２鞍に騎乗します。いつもよりも乗り鞍が多いですし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

　ミスティックヨハネ（土曜３Ｒ）の近走は外枠でロスの多い競馬でしたからね。できればもう少し内めの枠なら良かったんですけど、条件は合っているので立ち回りひとつだと思っています。

　カンシャ（土曜４Ｒ）は一叩きして状態は良くなっていますが、１７００メートルに延びる点がどうかです。

　ブリージョ（土曜６Ｒ）は気ムラな面がありますが、先行できれば渋太いですからね。前々で運んでどこまで粘れるかになると思います。

　クレバーカイザー（土曜９Ｒ）は力はある馬なんですけどね。どこかでうまく外に持ち出せれば、もっとやれると思っています。

　ユキノアカツキ（日曜４Ｒ）は休み明けを叩いて状態は良くなっていますよ。あとは１５００メートルに短くなる点がどうかです。

　ヘイハチスカイ（日曜９Ｒ）の前走は終いにいい脚を使ってくれました。今の綺麗な馬場は合っているので、あとは展開ひとつです。

　今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日（８月２日）

２Ｒサイモンジャスミン　☆
　新馬戦で３着があるが、その後の成績が冴えない。叩いた上積みと鞍上の腕でどこまで変わるかだが…。前走は２着惜敗も後続に７馬身差をつけているアイリッシュハープ、先行できれば渋太いホールドミータイト、抜群の動きで調子を上げているトーセンクラウドが上位候補か。

３Ｒミスティックヨハネ　☆☆☆☆
　近走は外枠でロスの多い競馬続き。ダート短距離では安定しており、スムーズなら上位食い込みも十分可能。惜敗続きのピサノナイトレイ、前走は出遅れながらも終いはいい脚を使ったビットアリエス、自在性があるブロンズテーラーが強敵か。

４Ｒカンシャ　☆
　急仕上げだった前回を叩いて状態面は良くなっているが、まずはメドの立つ競馬が先決か。立て直して好仕上がりのクリューサオール、前走は速いペースで逃げて粘り強かったマイフリヴァ、太めを叩かれて動き良化のグリーンフラッシュが上位候補か。

６Ｒブリージョ　☆☆
　展開に左右される面は残るが、小回り向きの先行力は魅力。スタートを決めて前々で競馬ができるようなら粘り込みも可能か。前走の終いの脚が目立っていたプルママルカ、ブリンカー着用で動きも良くなったハッピーセーラー、堅実なライトパープルが上位候補か。

９Ｒクレバーカイザー　☆
　過去に現級で２着１回３着２回の実績はあるが、ワンパンチ足りず現状では展開の助けが必要。前走は直線で窮屈になり脚を余したコスモソーク、前走はスタート後に躓いたサンクフルネス、叩いて動きが良くなったレッドエンブレムが上位候補か。

１１Ｒダノンエレガント　☆
　内側が痛んでいない今の馬場状態は歓迎だが、今回は同型が多数。すんなりと先行できるかどうか…。重賞でも勝ち負けの競馬をしているレッドオーヴァルとエールブリーズ、洋芝適性が高いゴーハンティングが上位候補か。

日曜日（８月３日）

２Ｒテルス　☆
　４戦しているが、なかなか成績が上がってこない。ダートの短距離を試してどこまで変わるかだが…。前走は出遅れたが小回り１０００メートルの適性は示したゴッドマザー、３戦連続で２着のカガフレグランス、テンのスピード上位のワンダーライツが上位候補か。

４Ｒユキノアカツキ　☆
　叩いた上積みは見込めるが、ダッシュ力が一息で追走に苦労する可能性がある。終いが生きる流れにならないと…。距離延長は歓迎のファンタジックアイ、先行力が魅力のエアジャモーサ、大崩れがないシングンゴールドが上位候補か。

８Ｒトーアコナユキ　☆
　新馬勝ちがある素質馬だが、その後の成績が一息。再度、芝に戻してどれだけ変わるかだが…。牝馬限定戦なら力量上位のインナーアージ、好仕上がりで素質も高いアドマイヤアロマ、前走は流れが向かなかったピサノベッテルが上位候補か。

９Ｒヘイハチスカイ　☆☆☆
　前走は久し振りの芝だったが、終いを生かす競馬で新味が出た印象。展開の助けは必要だが、末脚が生きる流れなら上位食い込みも可能。叩いて動きが良くなったマラムデール、未勝利勝ちの時計が優秀なアリュージョン、前走はスタート後に不利があったグレイングロースが強敵か。

１０Ｒトリニティチャーチ　☆
　終いは差を詰めるが、ワンパンチ足りない。現状では展開の助けが必要。現級勝ちがあるシグナルプロシード、昇級は形だけのヒラボクプリンス、前走は出遅れが響いたスターライラックが上位候補か。

１２Ｒヨユウノヨッチャン　☆
　中央転厩後は２戦してともに２桁着順。距離短縮でどこまで変わるかだが…。前走が着差以上に強かった。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。