中尾彬さんの終活 思い切って断捨離したものに清原博弁護士驚き「捨てにくい思いが強いものだと…」

[ 2024年5月22日 15:19 ]

中尾彬さん
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 国際弁護士の清原博氏が22日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、心不全のため16日に死去した俳優の中尾彬(なかお・あきら)さん(享年81)とイベントで共演した時の思い出を語った。

 妻で女優の池波志乃とともに、人生を締めくくる準備、“終活”を行っていた中尾さん。400本あったトレードマークのスカーフの半分を、池波に捨てられたエピソードなども明かしていた。

 終活をテーマにしたイベントで、かつて中尾さんと共演した清原氏は、中尾さんが断捨離のために捨てていたものに驚いたという。「たとえば、家族の写真とかたくさん処分されていたんですよ。普通、家族の写真って思い出だから、最後まで残しておきたいとか、これは捨てるに捨てにくいよねとかいう思いが強いものだと思うんですよ。それを中尾さんは“もういらないから捨てるよ”みたいな感じで、あっさりと言われていて」と、驚きをもって振り返った。

 中尾さんは前妻との間に1人子供がいるが、再婚した池波とは夫婦水入らずの生活だった。清原氏は「中尾さんは“写真を残したって受け継ぐ人がいない”っておっしゃっていて。だとしたら、“自分たちで処分するしかないんだから、そんな思い出も何も関係ないんだ”って言い切ってらっしゃって、強いなと思いましたね」とも話していた。

 中尾さんは、高校卒業後の1961年に武蔵野美術大学油絵学科に入学。翌62年に日活ニューフェースの第5期に合格し、映画デビューを果たすが、画家の道を捨てきれずに大学を中退してフランスに留学したこともあった。帰国後の63年に劇団民藝に研究生として入団し、翌65年に中平康監督の「月曜日のユカ」で主演の加賀まりこのボーイフレンドを好演して注目を集めた。70年に日活と民藝を離れてフリーに転身。75年に「本陣殺人事件」で金田一耕助役で主役を張ったほか、東映「極道の妻たち」シリーズ、東宝「ゴジラ」シリーズ、伊丹十三監督の「ミンボーの女」、さらには「アウトレイジ ビヨンド」や「龍三と七人の子分たち」など北野武監督の作品に重用され、コワモテから気の良い親分まで変幻自在に演じ分けて貫録を示した。ドラマではテレビ朝日「暴れん坊将軍」の初代徳川宗春役やNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」などで存在感を示した。

 おしゃれとしても知られ、マフラーやスカーフを首元からぐるぐる巻きにする“ねじねじ”がトレードマークだった。

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