東出昌大 役者として大事なのは「根拠のない自信と地味な準備」日本映画批評家大賞で主演男優賞

[ 2024年5月22日 19:58 ]

受賞の喜びを伝える東出昌大(撮影・小渕 日向子)
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 俳優の東出昌大(36)が22日、都内で行われた「第33回日本映画批評家大賞」に出席した。

 映画批評家たち選考員の独自の視点によって、厳密に選定された他に類をみない映画賞。
 
 「主演男優賞」を受賞した東出は、権力やメディアと戦った男たちの真実の物語を描いた映画「Winny」の演技が評価。「Winny事件」で誹謗中傷を浴びた金子勇と、自身のスキャンダルでバッシングされていた東出昌大の人生の岐路と岐路とが、奇遇にも作品によって交差し、「東出昌大は、東出昌大である」という唯一無二の個性が、映画そのものを輝かせる要素のひとつになっていると高い評価を得た。

 トロフィーを手に「こんばんは。東出昌大です」とあいさつすると会場からは大きな拍手が。「大変うれしく思っております」喜びを伝えた。

 役者として「22歳の時に映画のお仕事を始めてから14年経って、ずっと演じるお芝居ってなんだと考え続けている。今もその問いは消えない。映画について何が必要なんだろうと思うと、地味な準備。人に見られないところでの準備」を欠かさない。その努力が現場に出て生きてくるという。

 「役者をどうやったら続けていけるだろう」と日々考え続けても「なかなか答えが見つからない」と苦悩することも。映画や演劇を見たり、本を読んだり試行錯誤をするも「これさえやりゃ良い芝居が出来るという方程式はない」と気づきを得た東出。

 良い芝居をするために必要なものは準備以外に「根拠のない自信しか思いつかない」と断言。根拠のない自信は「過信になって、あぐらをかいて、おごりが生まれることも」と危惧しながらも「日々根拠のない自信を持ちながら、今後も地味な準備を怠らずに良い映画の現場に戻って来れたらなと思います」と意気込んだ。

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